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カシミア
「繊維の宝石」とも言われるカシミアはその昔、
箸より重いものを、、いやスプーンより重いものを もったことがないという王族や貴族のような一部の人間だけのものであり 庶民にはとても手の届かない存在の素材だった。
現在は安価なものや少しの贅沢で誰もが手に入れられる身近なものとなった。
(子供の頃、ハイジの「ペーターのおばあさん」にプレゼントしたいものベスト5に必ず入っていた。)
カシミアとはインドのカシミール地方産の山羊(カシミア山羊)の産毛を用いたもの。
寒暖の厳しい環境の下で生きる為、表面は剛毛でおおわれ、 その下に柔らかい産毛が密集している。
「くし」や「熊手」のようなものですいたり、抜けた毛を集めたりして採取する。 粗い毛が混じるほど品質は下がる。
現在は、中国、モンゴル、イラン、アフガニスタンでも飼育されており、 良質のカシミアは中国(内モンゴル)産のもので、 最も細く(約15ミクロン、人間の髪の毛の五分の一以下) 柔らかく、ぬめり感、しっとり感がある。 次にモンゴル産でここまでが上級品。 次にイラン産、アフガニスタン産と続く。
ホワイトカシミア、グレーカシミア、ブラウンカシミアの3種があり、 最高級のホワイトカシミアは、 全体の10%程度しか消息していないという。 ホワイトカシミアは淡い色に染めることができ、 グレーやブラウンものとは違い漂白剤を使うことがなく 繊維の痛みが少ないこともあげられている。
カシミアは少量しか採取できず、高価、紡績しにくい等の理由から
そのほとんどはそのまま糸や布にはならず羊毛との混紡や交織などになっている。 (一頭から採れるのは200グラム前後)
カシミア100%もあるがとても高価。(最高級のカシミアは1キロ2万円以上!) 一般的には何らかの繊維が混ざっている。
たて糸に梳毛糸(そもうし・・・羊毛を機械によって紡いだもの)
を使いよこ糸にカシミア100%を使用したものは カシミア糸が布表面に多く表れ一見したところカシミア100%に見える。 大きな「カシミア100%」表示に、
ひかえめによこ糸100%と添えてあったりする。 この場合の本当のカシミアの混率は不明。
ウールマークのような国際基準はなく、 安定した品質情報がない為、買う側が賢くなるしかない。
「カシミアがお値打ち」なんて目にすると 本能に勝てず足が勝手に向いてしまうのだが 時々、これは確かめてみねば!という気持ちに駆られるものに出会う。 そして、手に取っただけではなく、 軽くのどの辺りに当ててその品質を確かめる。 (手の皮は厚いのでわかりにくい) 良質のもの、、、ふんだんにカシミアが含まれるものは 軽く、独特の艶があり、シトッとしなやか、違和感がない。
ネットでカシミアを購入するなら専門店や 情報量の多いお店での購入をおすすめする。
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